
スマホやタブレットの液晶画面に塗るだけでコーティング効果がある、液体ガラスフィルム。
こういった商品には期待が高まりますが、その効果はなかなか見えないので、とても気になっていました。
今回は、液体ガラスフィルムの効果を実際に試した結果を記事にします。
液体ガラスフィルムのコーティング方法
使えなくなった携帯電話でコーティング作業をしてみますが、コーティング作業は簡単、たった2つのステップで完成します。


ステップ1
液晶表面をきれいに清掃します。
付属のアルコール含有ウェットティッシュで汚れをふき取り、さらに付属のクロスで完全にふき取ります。


ステップ2
コーティング剤含有のウェットティッシュで、液晶にすきまなく塗り込むだけ、コーティング剤が乾くまで約2分待ちます。
乾燥したらクロスできれいにふき取れば完成です。

たったのコレだけで、液体ガラスフィルムのコーティング作業は完了します。
今回使用したコーティング剤は、ヨーロッパより輸入された代物で、ドイツの品質保証団体の認定を受けています。
液体でコーティングすれば、画面の割れ・傷・抗菌・電磁波を防ぎ、チタニウムのナノ粒子によって液晶を滑らかにし、サファイヤやルビー並みの硬さ(9H)を実現します。
なにやら難しい単語が盛りだくさんですが、とりあえずその効果を列記します。
- 無色透明
- 傷つきにくい
- 自然由来
- 気泡がない
- 鮮やかな画面
- 抗菌
- 耐衝撃性を25%増加
- 効果は10カ月から1年間
スマホ液晶に液体ガラスフィルムの効果を検証
画質が悪く少々分かりにくいかもしれませんが、ご了承ください。

触り心地
これは完全に私の主観になります。
触った感じは、すこし滑りが良くなったように感じますが、コーティングしているから当然と言えば当然ですね。
撥水性
液晶画面に水を垂らし、そのまま傾けてみます。
画面の左右で、とくに撥水性の違いは見られませんでした。


※右半分にコーティング実施
ボールペンで線を引く
同じくらいの筆圧で線を引いてみました。
矢印の上から下までが筆跡で、見えにくいですが左右ともにインクが残りました。
※右半分にコーティング実施
左右ともインクをしっかりふき取れば、傷跡もなくキレイになりました。
カッターで切る
販売ページなどで、液晶画面にナイフやカッターを当てているシーンを見かけます。
コーティングで傷に強くなるみたいですが、これはとても気になるポイントだと思います。


左右とも同じ力で軽くカッターを走らせてみましたが、残念ながら、左右ともに取り返しのつかない傷が入ってしまいました。
※右半分にコーティング実施
ヤスリで擦る
擦り傷が付くかの実験で、ヤスリで左右均等に軽く擦ってみました。
結果は見事に傷つきました・・・
※右半分にコーティング実施
ヤスリは極端な例でしたが、カギなどで擦ったくらいでは傷一つ入りません。それは、コーティングしていない左半分も同じですけども。
+ドライバーで叩く
耐衝撃テストです。
プラスドライバーで、左右均等にかなり強く10回ずつ叩いてみました。
左右ともに傷も割れもまったくありませんでしたが、この結果には正直びっくりです。
8年前(2011年12月発売)の液晶ガラスで、この強度はすごいですね。
※右半分にコーティング実施
左の画像がすこし白っぽいですが、光の具合です。
わかり難くてすみません。
液体ガラスフィルムでコーティングした結果
どーなのコレ、といった残念な結果でした。
結局のところ、
液晶ガラス自体の強度が強いので、コーティングは必要ない。
これが私の結論となってしまいましたが、期待していただけに少し残念な気持ちです。
海外からの輸入品で今回と似たような商品もありますが、もしかしたら本当に夢のようなコーティング剤も存在するのかもしれませんね。
ちなみに現在使っているスマホは、コーティングもフィルム(シート)も使用せず1年以上経過していますが、細かいキズすらありません。