
毎年毎年、花粉症いやなものですね。
花粉症は2~3人に1人の国民病で、私もその一人、毎年マスクと目薬が手放せません…
何とかならないものかと、いろんな市販目薬について調べてみた結果、どんな目薬が花粉症に効果があるのか分かりました。
このページでは、花粉症でかゆくなる目によく効く、おすすめの市販目薬をランキングで紹介します。
花粉症の市販目薬の選び方で大切なこと
花粉症に効くおすすめ市販目薬ランキング結果のまえに、まずは、どういった基準で目薬を選んだらいいのか説明します。
fa-arrow-circle-rightそんなことはいいから、ランキング結果をすぐ見る
市販目薬は含有成分を気にして選ぶこと
あなたが市販目薬を選ぶとき、気にして欲しいとても大切なことが、含有成分です!
かゆい目を鎮めるには、その薬の成分が大切なのは当たり前のことですが…
でも、これが意外と忘れがちなんです。
薬局に行っても、目薬なんてパッケージや見た目、知名度やイメージだけで決めていませんか。
「あー、テレビで見たことある」
「なんか見た目がかわいい」
でも、それじゃあダメです。
疲れ目、かゆい目、結膜炎など、目薬には症状ごとに種類と役割があります。
花粉症に効く目薬だって、配合されている成分にそれぞれ大切な役割があるんです。
市販目薬のパッケージに書かれている成分は意味不明
市販目薬のパッケージの裏面には、こんな表示をよく見かけます。
クロルフェニラミンマレイン酸塩、
プラノプロフェン、
コンドロイチン硫酸エステルナトリウム、
えっ、何かの呪文ですか?意味不明…
でもよく見るとヒントも書かれていて、そこに注目してみたら花粉症の目薬のことが少しだけ分かります。
- 抗アレルギー成分
- 抗ヒスタミン成分
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
この4つの成分について、簡単に説明したいと思います。
花粉症の市販目薬を選ぶとき気にする4つの成分
花粉症の市販目薬を選ぶときに気にして欲しいことは4つの成分だけで、この成分を知っていれば目のかゆみにも対抗できます。
①原因物質を作らせない抗アレルギー成分
花粉症による目のかゆみの原因となる物質を「ヒスタミン」と言います。
べつに言葉を覚える必要はありませんが、このヒスタミンが目の神経や血管などに悪さをしていることを覚えておいてください。
ヒスタミンが暴れることで、目のかゆみや涙目、充血の症状になります。
つまりヒスタミンそのものを作らせないようにすれば、花粉症に悩まなくてよくなる!
ヒスタミンを作らせない働きをする成分が、抗アレルギー成分です。
でも、この成分は花粉症の症状がでる前から対策しなくては効果がイマイチです。
花粉の飛散予測日から約2週間くらい前、
2月に入ったら、抗アレルギー成分の入った目薬を使いはじめることが大切です。
②原因物質の伝達をブロックする抗ヒスタミン成分
原因物質のヒスタミンができてしまっても、目の神経に届かなければ目はかゆくなりません。
ヒスタミンが神経に届かないようにブロックする成分が、抗ヒスタミン成分です。
抗ヒスタミン成分は即効性があって、目のかゆみにすぐに効きますが持続性はありません。
かゆくなったときに目薬を使ったら、アッという間にかゆみが消えるけど、しばらくするとまたかゆくなる。
そんな経験はありませんか。
③炎症を鎮める抗炎症成分
抗炎症成分は、目やにや充血など、花粉症で起きてしまった炎症を鎮めてくれる成分です。
この成分は「書いて字のごとく」なので、なんとなく理解できますね。
④角膜を保護する角膜保護成分
角膜の組織の代謝や潤いを与えるなど、傷ついた角膜を保護してくれる成分です。
この成分も、どういう働きで目に効くのかは分からなくても、なんとなく効果はイメージできるかと思います。
市販目薬の4つの成分まとめ
市販目薬の4つの成分をかんたんにまとめると、次の表のようになります。
成分 | 役割 |
---|---|
抗アレルギー成分 | 花粉症の原因物質を作らせない |
抗ヒスタミン成分 | 花粉症の原因物質を遮断する |
抗炎症成分 | 目の炎症をおさえる |
角膜保護成分 | 目の角膜を保護する |
4つの成分が花粉症用の市販目薬にどれだけ含まれているか、これが選び方で大切なことです。
コンタクトしたままでも大丈夫な防腐剤フリーな市販目薬とは
コンタクトレンズをしたまま、花粉症の目薬を使いたい。
でも、目薬によっては目に悪影響が出てしまいます。
これは、市販目薬に使われている防腐剤(ベンザルコニウム塩化物)が、コンタクトの使用で弱っている目に余計な負担をかけるから。
またコンタクトレンズ自体にも影響があって、とくにソフトレンズの場合、防腐剤でレンズが変形してしまいます。
そこで、防腐剤フリーな花粉症に効く目薬の出番です。
花粉症によく効く市販目薬の条件
花粉症によく効く市販目薬の条件は、4つの成分が多く含まれていることが大切です。
早めの予防もできるので、なんとかつらい花粉症を乗りきりたいところですね。
花粉症でかゆい目に効く市販目薬のおすすめランキング
市販目薬には、花粉症によく効く4つの成分が入っています。
そして4つの成分は、目薬ごとにそれぞれ含まれている濃度がまったく違います。
つまり目薬を選ぶときは、含まれる4つの成分の濃度に注目しなくてはいけません。
おすすめランキングの選考基準
それぞれの成分には、市販目薬として承認されている濃度の最大値があります。
花粉症によく効く成分の最大濃度
・抗アレルギー成分/1.0%
・抗ヒスタミン成分/0.03%
・抗炎症成分/0.05%(0.25%)
・角膜保護成分/0.5%
※同じ働きをする成分でも添加剤で最大濃度が違う
この成分濃度を、5段階で評価したいと思います。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングの価格帯を参考に載せています。
ですが、価格は日々変化しているので、それぞれのサイトで最新情報を確認してみましょう。
コンタクトokな市販目薬や、子供用の市販目薬は次のリンクからどうぞ。
1位/ロート アルガードZ

・価格帯/1,100円~1,400円
- 抗アレルギー
- 抗ヒスタミン
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
ロート アルガードZは最強の目薬で、4つの成分が市販目薬として承認されている最大濃度配合です。
ほかの目薬であまり効果がない方は、ぜひ試してみてください。
2位/マイティア アルピタットEXα

・価格帯/1,300円~1,700円
- 抗アレルギー
- 抗ヒスタミン
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
マイティア アルピタットEXαもアルガードZと同じく最強の目薬で、成分と配合濃度が承認される最大になっています。
アルガードZより、こちらのほうが内容量が2mℓ多くなっています。
よく使って、目薬の残量が1シーズンもたないのであれば、こちらがおすすめです。
3位/ロート アルガードEXα

・価格帯/1,100円~1,200円
- 抗アレルギー
- 抗ヒスタミン
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
ロートアルガードEXαは、先ほどのランキング1位と2位にくらべたらランクが下がります。
しかし、ほかの市販目薬には含まれていないことが多い、角膜保護成分をきちんと含んだ総合的な目薬です。
価格もすこし安くなるので、症状が比較的軽い方におすすめです。
コンタクト用の花粉症に効く市販目薬おすすめランキング
コンタクトしたままできる花粉症用の市販目薬もありますが、配合されている成分は弱くなります。
これは、市販目薬に使われている防腐剤が、コンタクトレンズに悪影響を及ぼすから…
目薬のたびに、コンタクトを外すわけにもいかないので、これは仕方がないですね。
ソフト/ハードに関係なく、カラコン以外なら使える市販目薬を紹介します。
1位/ライオン スマイルコンタクトAL-W

・価格帯/400円~500円
- 抗アレルギー
- 抗ヒスタミン
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
スマイルコンタクトAL-Wには、抗アレルギー成分が入っていませんが、ほかの3つの成分が入っています。
花粉症の市販目薬としてはランクが下がりますが、コンタクト用の中では一番おすすめの目薬です。
2位/ロート アルガードaコンタクト

・価格帯/500円~600円
- 抗アレルギー
- 抗ヒスタミン
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
正直、そこまで強くおすすめできるポイントがありませんが、1位のスマイルコンタクトより内容量が1mℓ多くなっています。
ロートが好きな方なら、こちらをどうぞ。
子供用の花粉症に効く市販目薬おすすめランキング
子供用の市販目薬なので、成分は限定されてしまいます。
かゆくて目をこすってしまわないため必要な成分は含まれています。
1位/ロート アルガードこどもクリア

・価格帯/500円~600円
- 抗アレルギー
- 抗ヒスタミン
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
涙に近いので、目薬をさした時に目にしみにくいのが特徴です。
目薬が苦手なお子さんにおすすめです。
2位/大正製薬 こどもアイリス

・価格帯/400円~600円
- 抗アレルギー
- 抗ヒスタミン
- 抗炎症成分
- 角膜保護成分
こどもアイリスも涙に近いので、目にしみにくい設計の目薬です。
花粉症よりもどちらかと言えば、ゲームやプールなどを想定してつくられた目薬ですが、目のかゆみや充血はきちんとしずめてくれます。
以上、花粉症でかゆくなる目に効く最強の市販目薬おすすめランキングでした。