奥祖谷渓の二重かずら橋へのアクセス(車とバス)を徹底解説!

秘境の雰囲気が漂う、自然の美しい景色の中にあるかずら橋。

夫婦橋ともよばれ、男橋(おばし)と女橋(めばし)の2つがあります。

また、犬小屋のような木のカゴに乗って、自分でロープを引きながら渓流を渡る野猿やえんと呼ばれる人力ロープウェイも楽しめます。

このページでは、祖谷のかずら橋とは違った魅力のある奥祖谷の二重かずら橋の紹介とアクセス方法を説明します。

奥祖谷の二重かずら橋とは

奥祖谷の二重かずら橋は、剣山から流れてくる祖谷川の清流をまたぐ橋です。

言い伝えでは、平家の落人が追手を防ぐために、いつでも切り落とせるシラクチカズラで作ったことが始まりとされています。

男橋と女橋の2本のかずら橋は夫婦橋とも呼ばれ、男橋は長さ44mで水面からは12mあります。
 
女橋は長さ22mで水面からは5mです。

女橋のすぐ横には、ロープを引きながら祖谷川の上をわたる野猿があり、スリルと景観を楽しめるスポットです。

奥祖谷二重かずら橋へのアクセス方法

二重かずらの入口

奥祖谷にある二重かずら橋へアクセスする前に、基本情報をしっかり抑えておきましょう。

まず二重かずら橋には営業時間があり、日の出から日没までと、おしゃれな設定になっています。

4~6月 8:00~17:00
7~9月 7:30~18:00
10~11月 8:00~17:00

12月から翌3月末までは冬季休業で、営業はしていないので注意しましょう。

私たち家族は、6月の天気のいい日に行きましたが、平日だったためか観光客もまばらでした。

30分ほどの滞在時間で5組ほどの人とすれ違いましたが、子連れの家族は見かけません。

車で二重かずら橋へアクセスする方法

山道をひた走るので、車でアクセスするなら結構疲れます。

それでも、二重かずら橋と野猿を体験できるので、やはりおすすめのスポットです。

そこまで複雑な道はないので、迷うことはないかと思いますが、山道なのでナビは必須です。

カーナビは名称で検索できなければ、次の住所で再検索しましょう。

住所 三好市東祖谷菅生620
電話 0120-404-344

 

念のため、Googleマップを貼っておくので参考にしてください。

二重かずら橋までの車での所要時間

大豊ICからは国道32号と国道439号経由で63.6km、1時間32分ほど掛かります。

大豊ICから二重かずら橋(32号線経由)

また、同じく大豊ICからですが、国道439号で行った場合は約60.9km、1時間48分ほど掛かります。

大豊ICから二重かずら橋(439号線経由)

美馬ICからは国道438号線経由で50.5km、1時間32分ほど掛かります。

美馬ICから二重かずら橋(32号線経由)

高速からだと、どのルートでも1時間半くらいは掛かってしまいますね。

二重かずら橋には、専用駐車場が30台分あります。

バスで二重かずら橋へアクセスする方法

バスで二重かずら橋へアクセスするなら、市営バスの運行休止時期があるので注意しましょう。

バスを利用するためには、JRで大歩危駅まで行きます。

そこから四国交通バスの祖谷線(阿波池田BT~久保)に乗り、久保停留所まで1時間かけて行きます。

久保停留所から二重かずら橋へは、市営バス剣山行きで30分掛け、二重かずら橋停留所で降りましょう。

運行時期 4~11月の土日祝祭日
春休み・GW・夏休み・紅葉時期
(詳しくはこちら
バス運賃 大歩危駅~久保:1,240円
久保~二重かずら橋:420円

大歩危駅から二重かずら橋(バス)

>>四国交通バス

>>市営バス

奥祖谷二重かずら橋に到着したら料金を支払う

奥祖谷二重かずら橋に到着したら、かずら橋への入口に受付があるので、そこで利用料金を支払います。

料金を支払ってチケットを受けとりましょう。

大人料金
(20名以上)
550円
(500円)
子供料金
(20名以上)
350円
(320円)

奥祖谷二重かずら橋の楽しみ方

奥祖谷二重かずら橋の楽しみ方を紹介します。

出川哲朗の充電させてもらえませんか?のロケ地

出川哲朗さんがロケで訪れて、ビビりながらも楽しいと絶賛していました。

徳島県の剣山からスタートし、日本三大秘境といわれる祖谷をめぐり、日本のウユニ塩湖と呼ばれる香川県父母ヶ浜を目指す充電旅の前編。10/24発売のDVDの顔ハメパネル。その場にいた少年に撮ってもらい「学校で宣伝しといてよ」と出川。山を下っていくと奥祖谷二重かずら橋に到着。真下が見える吊橋を渡るも、高所恐怖症の出川はビビる。近くに人力ロープウェイを発見。乗って対岸に向かってみる事に。川辺で水の美しさに感動。

子連れで二重かずら橋を渡る

私も実際にかずら橋を渡ってみましたが、腰がひけて膝はガクガク震え、なかなか前に進めません。

5歳の長男と3歳の次男を連れてのチャレンジ。

親が高所恐怖症なら、子連れで渡るのはやめたほうが無難です。

高所恐怖症なら自分のことで精一杯、子供も怖がって抱っこをせがみ、橋を渡れる状況ではありません。

ただ、親が高いところが平気なら子供の成長のチャンスです!

わが家の場合、夫が長男と次男を両手に抱え、ゆっさゆっさと平気な顔で渡っていました。

ふつうに歩けば1~2分で渡れる距離ですが、結果的に私は5分以上かかりました。

自然の中での子供の成長

子ども達に「大丈夫」と言い聞かせ、帰りは自分の足で渡ることに挑戦。

長男は父親と手をつないで、もう一方の手はかずらにつかまりながら一歩一歩慎重に進んでいきます。

次男も同じように私と手をつないで慎重に進みます。

足場の木の板と板の間は、小さな足がスッポリはまってしまいそうなほど隙間があいているので、子ども達もそうとう怖かったと思います。

次男は3メートルほど進んだ所であえなくギブアップ。

ですが、長男は確実に一歩ずつ前に進み、後半は繋いでいた手を離して一人で歩き、無事に渡りきりました。

子どもが勇気を出して自分の足で歩き、自然の中で成長した瞬間です。

小さな内から自分でチャレンジさせ、成功体験するには、自然に触れさせることも大切ですね。

自力ロープウェイの野猿に乗る

野猿やえんは座ってロープをひけば前に進むロープウェイで、真下の渓流が視界に入らないため、そこまで怖くはありません。

案内板に「定員3名以上で乗らないように」といった注意書きがあります。

利用する前には、その内容を確認しておいてください。

「重すぎて進まないのでは?」
「ロープが切れて下に落ちたりしないかな…」

こんな不安がよぎりますが、その不安も数秒で吹き飛びます。

乗り込むと道中の半分くらいまでは快適に進みますが、残り数メートルは自分でロープを引いて降り場まで進みます。

この作業がけっこう腕力を使います。

まとめ

奥祖谷の二重かずら橋の紹介とアクセス方法を説明しました。

紹介したほかにも、二重かずら橋の施設にはキャンプ場もあり、子ども達と自然にふれあいながら成長できます。

野猿は全国に数か所しかないので、ぜひ試してみましょう。

そこまで怖くなく、貴重な体験ができるのでおすすめの乗り物です。

このほかにも、祖谷・奥祖谷の観光スポットを紹介した記事があります。

あわせてチェックしてみてください。

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