いつ南海トラフ地震が発生するか予想

南海トラフ地震の発生時期を予測することで、事前に備えてほしいと考えています。

あなたと、あなたの大切な人を守るために今すぐ行動してください。

備えがあれば、立て続けに発生している自然災害も被害を最小限にできると考えています。

南海トラフ地震なんて、起こらなければいいです。

心からそう思います。

わたしも愛媛に暮らしているので、けっして他人ごとではありません。

ちーも
このまま平和な日常をすごしたいよ

しかし現実には、過去幾度となく南海トラフ地震は発生してきました。

ひとたび発生すれば、M8(マグニチュード8)クラスの日本最大級の巨大地震となります。

  • 広い範囲
  • 強い揺れ
  • 大きな津波

このページでは、そんな南海トラフ地震がいつ発生するかをお伝えできればと思います。

いつ南海トラフ地震が発生してきたか

南海トラフ地震がいつ発生するかを理論的に予想するには、過去の発生時期を知っておくことが大事です。

南海トラフの3つの震源域

南海トラフ地震の震源は、おおきく3つに分類できます。

「東海地震」「東南海地震」「南海地震」です。図の丸で囲った部分です。
 

この3つの震源を過去の発生パターンによって、さらに2つに分けます。
同時発生か、連動発生か。

記録に残る巨大地震

1707年宝永地震は3つの震源が同時に発生し、記録に残るなかで最大級の被害となった地震です。

同時発生の特徴は、日本における最大級の地震となることです。

震源域は、静岡から四国西部までの広大な範囲です。

つぎの地震は連動発生となりました。

1854年12月23日 東海地震発生
→ 32時間後、12月24日 南海地震発生

1944年 東南海地震発生
→ 2年後、1946年 南海地震発生

過去の連動発生による地震の特徴は、東側から西側の震源域にむかって発生していることです。

  1. 東寄りの震源域で単独発生
  2. 数日後~数年後の時間差
  3. 西寄り震源域で発生

南海トラフ地震が発生したら、この流れに注意し、かならず震源域を確認しましょう。

南海トラフ地震の発生間隔

つぎに、過去の南海トラフ地震の発生時期データを紹介します。

丸で囲った部分を見れば、90~150年の間隔でくりかえし発生していることがわかります。

いつ南海トラフ地震がおこるか国の予想は?

阪神・淡路大震災をきっかけに、日本の地震調査研究を推進するため政府の特別な機関として地震調査研究推進本部が設置されました。

地震防災対策特別措置法に基づいたもので、本部長は文部科学大臣となっています。

つぎの図は、地震調査研究推進本部からの引用で、各省庁との関連性がわかります。

出典:地震調査研究推進本部とは

最新の地震予測情報

地震調査研究推進本部が毎年発表している「地震予測情報」です。

算定基準日2019年1月1日最新における長期評価結果は、つぎの通りです。

南海トラフ地震発生確率
  • 10年以内:30%
    (2018年:30%)
  • 30年以内:70~80%
    (2018年:70~80%)
  • 50年以内:90%以上
    (2018年:90%以上)

2019年版では、前年からの確率の変更はありませんでした。

首都直下型地震(参考)
  • 10年以内:30%
  • 30年以内:70%
  • 50年以内:80%

70~80%の確率を考えよう

30年以内に70~80%の確率。高いの? そうでもないの?

  • 30年間で交通事故で死亡する確率、約0.2%だそうです。
  • 天気予報、70%か80%で雨と言われたらどうですか?

「30年で70~80%なんて、そんなの発生するわけないよ」そんなセリフ、言えなくなりますよね。

ましてや政府の特別機関が発表している数値ですから。

つぎの文章は、2013年の地震調査研究推進本部公表からの引用です。

次の地震が発生するまでの間隔については、時間予測モデル(用語解説参照)が成立すると仮定し、室津港(高知県)の隆起量をもとに88.2年と推定しました。昭和東南海・南海地震の発生から既に約70年が経過しており、次の大地震の切迫性が高まっていると言えます。 大地震の発生確率については、震源域の多様性などの複雑な発生過程を説明するモデルは確立されていないため、従来の評価方法を踏襲して、計算を行いました。この結果、今後30年以内の地震発生確率は60~70%となりました。

(引用元:地震調査本部公表2013年7月)

南海トラフ地震が30年以内に発生する確率の推移は、つぎの通りです。

南海トラフ地震発生確率
  • 2002年:40%
  • 2005年:50%
  • 2009年:50~60%
  • 2010年:60%
  • 2013年:60~70%
  • 2014年:70%
  • 2018年:70~80%

ちーも
知らない間に確率が上がってる…

この様子だと2020年には80%になりそうです。

いつ南海トラフ地震がおこるか予想まとめ

10年以内に30%、30年以内に70~80%とか言われても、ピンとこないと思います。

では具体的にいつ発生するの?ってことです。

まずは、国の地震予想の基となっている考えを紹介します。

土地の沈降と隆起

陸地側プレートは、海側プレートに絶えず引きづりこまれています。

その結果、太平洋側の海岸付近の土地は、ふだんゆっくり沈降しています。

陸地側プレートが耐えきれなくなると南海トラフ地震が発生し、土地はいっきに跳ねあがり隆起します。

土地の沈降と隆起、これが南海トラフ地震の発生原理です。

時間予測モデル

土地の隆起(跳ね上がり)で陸地プレートはひずみが解消されます。

隆起の大きさは、そのまま地震の規模をあらわします。

規模が大きい地震
  • 土地の隆起量が大きい
  • ひずみの解消が大きい
規模が小さい地震
  • 土地の隆起量が小さい
  • ひずみの解消が小さい

この土地の隆起量を利用したのが時間予測モデルです。

学者
前回の地震による隆起量と、次回の地震発生までの間隔は比例する!

こう予測したものです。
一定量のひずみが溜まると、地震が発生する

前回の地震によるひずみの解消量が小さい(地震の規模が小さい)と、すぐに一定量のひずみに到達するので、次回の地震発生までの間隔は短くなります。

「高知、室津港の隆起量」と「南海トラフ地震の発生間隔」の関係グラフです。

室津港の地震時の積算隆起量

出典:地震調査研究推進本部

昭和地震での土地の隆起量から、次回の発生時期がグラフより分かります。

これが時間予測モデルです。

〇〇%の確率の根拠

先ほどのグラフから、安政地震での隆起量昭和地震での隆起量がほぼ同じなのが分かります。

安政地震から昭和地震の潜伏期間は、約90年でした。

1946年12月21日に昭和南海地震が発生。そして、2017年12月で71年が経過しています。

時間予測モデルによると、前回の昭和地震より88.2年後に発生すると予測されます。

西暦2035年

あと16年後。まだまだ先と見るか、もうすぐと見るか・・・

この予測により、30年以内に「〇〇%」の確率になります。

時間予測モデルの問題点

現在の地震予測の主流は、時間予測モデルですが、このモデルにも問題があると指摘されています。

memo

時間予測モデルの問題点

  • 近年はGPSで精密な隆起量などのデータをとっているが、過去の隆起量のデータは人の測定によるもの。そのため、データそのものの正確性が疑われる。
  • わずか2点のみの比例データで、比例関係があるとは言いきれない。ふつう比例関係があるとは、何件もサンプルがあって言えること。

何にせよ地震予測は非常に難しいのが現状です。

正確なデータが少ない現段階では、どんな予測も信憑性は低いのかもしれませんね…

「これが正解!」と、一つの見解を妄信するのは危険です。

予測では2035年ですが、ひょっとしたら今後1年以内に発生してもおかしくないですよね。

結局なにを信じて行動するかは、
この記事を読んてくれたあなたの判断に任せるしかありません。

家族や大切な人を守るために、家庭でできる対策を考えておくことを考えてみませんか。

次ページでは日本で地震が繰り返される理由を、すこし視野を広げて考えてみたいと思います。

また関連記事では、南海トラフ地震が発生する前後の行動について紹介しています。

時間があれば、あわせてご覧ください。

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